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タイの王宮・ワットポー周辺はぼったくりの巣窟?詐欺師の手口はこれ

タイ
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初めは、親切な人だと思っていました。しかし、彼もぼったくり詐欺師(嘘つき)集団の一員でした。

当記事では、「タイ・バンコクの王宮・ワットポー付近に生息する詐欺師のぼったくり手口」を余すことなくご紹介します。

記事の後半には、原因と対策も記載しています。よく読んで、ぼったくりを回避しましょう!

タイ王宮付近で詐欺師に遭遇!ぼったくりの手口とは

早速ですが、私が遭遇したぼったくりの手口は下記の通り。

「今日は、フェスティバルだから外国人は○○時まで王宮に入れないよ。だから、船に乗った方が良い。」

これがぼったくりの始まりです。

ちなみに、私は運良くぼったくりを回避しました。詳細は、下記をご覧下さい。全編ノンフィクションです。

 

そんなの見てる暇ないんだよ!ぼったくり(詐欺)に遭わないためにどうしたら良いんだよ!

という方は、「タイ王宮・ワットポー付近でぼったくりに遭遇した原因と対策」へジャンプ!

 

タイ王宮付近で詐欺師に遭遇!魔の言葉”タイティケット”

平日の12時頃、王宮付近を歩いていると、タイ人らしきおじさんに話しかけられた。

 

おじさんと遭遇したのは下記周辺。

以下写真の右の歩道で遭遇。

 

おじさんは、すごく愛想が良く、黒の襟付シャツショルダーバッグを斜め掛けしていた。客引きには見えなかったので、立ち止まって話しを聞いた。

TO 「王宮に行くのか?外国人は、13時にならないと王宮に入れないよ。今日は、フェスティバルだからね。」

筆  「そうなんだ。ありがとう。」

TOは、間髪を入れずに話し掛けてきた。

TO 「近くに船着き場がある。そこから、船に乗ってワット・アルンに行ってから王宮に行くと良いよ。ちょうど13時頃になるよ。」

筆  「わかった。ありがとう。」

 

TOは、メモ帳を取り出し何かを書き始めた。書き終えるとメモ帳を見せながら説明を始めた。

TO 「船着き場は、ここにあって、船はここを通って、途中こういう寺院があって…」

船の説明が、5分ぐらい続いた。TOの勢いは止まらず、立て続けに喋り続けた。

TO 「観光客向けの船は高いが、この船はローカル向けだから安いよ。2,000バーツだよ。」

筆  「そうなんだ。」

TO 「船着き場に着いたら”タイティケット(タイチケット)”と言いなさい。”タイティケット”だよ!”タイティケット”!」

やたら、”タイティケット”を連呼してきた。

筆  「わかった。ありがとう。」

 

この後も、”タイティケット”という単語を交えながら話しを続けてきた。
流石に話しが長いなと思った。

TO 「船着き場までは、トゥクトゥクで行くと良いよ。」

筆  「わかった。」

この後も、少々会話をしているとTOが、道路に向かって手を挙げた。
すると、一台のトゥクトゥクが停まった。

 

TO 「これに乗って行きな。」

筆  「わかった。ありがとう。」

そう言って、日本から持ってきたチューイングキャンディを丸々一つTOに上げた。

TOは、これを満面の笑みで受け取った。トゥクトゥクのおじさんも、満面の笑みだった。TOとはここで別れ、トゥクトゥクに乗車した。

 

トゥクトゥクで詐欺?船着き場へ。財布の中身が…

トゥクトゥクに乗ったのは、初めてだった。

トゥクトゥクに乗ってみたいとは思っていたが、ボッタくられるイメージがあった。それにも関わらず、料金も確認せず乗車してしまった。それに気付いたのは、発車してからだった。しかし、乗車中料金は聞かなかった。

降車時、高額な料金を吹っ掛けてきたら、とことん戦ってやろうと思っていた。

発車後すぐに、トゥクトゥクのおじさんが話しかけてきた。

TO2 「さっきの彼(TO)は、私の友達なんだ。」

筆  「そうなんだ。」

ここで怪しいなと思った。グルなのではないかと。やはり、トゥクトゥクを降りた時に高額な料金を請求してくるのだろうと身構えた。

 

こちらの気持ちなど知らないTO2は、引き続き英語で話しかけてきた。しかし、英語力の低い筆者はあまり理解出来なかった。

筆  「ごめん。あんまり英語出来ないんだよ。」

TO2 「そうなんだ。じゃあタイ語は出来る?」

筆  「サワディカーとコップンカーしか知らないよ。」

TO2 「サワディカーって日本語で何て言うの?」

筆  「こんにちは。」

TO2 「コンニチハ?」

筆  「そうだよ。完璧だよ。」

こんなたわいもない会話をしていると、トゥクトゥクが停車した。

 

いよいよかと思いながら料金を確認した。

筆  「料金はいくら?」

TO2 「50バーツだよ。」

え?50バーツってことは、約175円だよな。ほぼ適正価格じゃん!高額請求してくるんじゃないの?と少し混乱した。

「疑って申し訳なかった。」と思いながら50バーツを支払った。

 

船着き場は、下記の辺り。

 

トゥクトゥクを降りるとTO2が、船着き場まで案内してくれた。

船着き場に着くとおじさんが近づいてきた。TO2は、船着き場のおじさんと少し会話し筆者を引き渡した。

 

船着き場のおじさんは、直ぐに船の代金を要求してきた。

TO3 「2,000バーツ」

支払おうと財布を開くと、900バーツ程しか入っていなかった

筆  「ごめん。900バーツしか持ってない。」

TO3 「近くにATMがある。」

そう言うと筆者の後ろに合図を送った。

 

後ろを振り向くと、そこにはTO2の姿があった。

「なんでまだ居るんだろう?」と不審に思いながらも、TO2に付いて行き再びトゥクトゥクに乗車した。

王宮・ワットポー付近って詐欺師しかいないの?船着き場で大激闘!

トゥクトゥクに乗車したところで、やっと重大なことに気が付いた!

2,000バーツが約7,000円だということに…

「約7,000円の船とか日本でも高いわ!!!」と脳内独り言をブチかました後、こんな重大な事に、ここまで気付かなかった自分を責めた。しかし、財布に2,000バーツ入っていないという神から与えられたチャンスを、無駄にする訳にはいかないと思った。

トゥクトゥクに乗りながら、色々と作戦を練っていると、あっという間にATMに到着。

いずれにせよ、現金は必要だったのでお金を下ろす事にした。海外でATMを利用するのは、初めてだったがなんとかお金を下ろすことが出来た。

 

TO2が待つトゥクトゥクに戻り、早速作戦を発動した。

筆  「歩いて船着き場に戻るよ。」

TO2 「このトゥクトゥク代は無料だから乗りなよ。」

筆  「わかったよ..」

作戦は、速攻で失敗に終わった。

 

再びトゥクトゥクに乗り、船着き場に戻った。

船着き場に戻るとTO3が近づいてきた。ここで第二の作戦を発動。

筆  「2,000バーツは高すぎだよ。」

TO3は、何かを言ってきたが聞き取れなかった。

 

船着き場には、筆者を乗せようとしているであろう小さめの船とは別に、大きな船も停まっていた。

大きな船のスタッフらしき人に、大きな船の料金を聞いた。スタッフらしき彼は、分が悪そうな顔をしながら「知らない。」と言った。彼の反応を見て、ここで料金を調査するのは不可だと悟った。ここにいる人達は、余計な事は口外しないように根回しされているかもしれないと思ったからだ。

結局、スマホを取り出し料金を調べることに。

ネット上では、150バーツとの情報があった!正直どこからどこまでの料金かはわからなかったが、2000バーツは高すぎることを確信した。

 

再び、TO3に高すぎることをアピールした。

筆   「2,000バーツは高すぎだよ!ネットの情報だと150バーツだってよ。」

TO4 「1,600!

ここで急に、おばさんがカットイン!

想定外の新キャラが出てきて一瞬ひるんだ。しかし、負けじと言い返した。

著   「1,600バーツでも高いわ!」

 

とにかく、「高い」の一点張りをしているとTO3とTO4は戦意喪失した様子を見せた。

「よっしゃ!これでボッタクリ船を回避したわ。」と思っていたら敵はまだ残っていた

TO2 「どうしたんだよ?」

筆  「料金が高すぎるよ。ネットの情報だと、相場は150バーツだってよ。」

TO2 「それは、コースが短いからだよ。あなたが乗る船はもっと長いコースだよ。」

筆  「それでも高いわ!」

このあともTO2は、説得を続けてきた。もうこの辺で、会話するのすら面倒くさくなり、無視をしながら船着き場から離れていった。

 

しかし、それでもTO2は付いてきた

TO2 「何か言ってくれ。でないと、こっちもどうにもしようがない。」

TO2の表情には、必死さと悲しさが同居していた。しかし、既に筆者は無慈悲の鬼と化していた。

筆  「考えるから。」

そう一言言い、船着き場からさらに離れた。

 

しかし、TO2はまだ折れず話しかけてきた

これは、埒が明かないと思い最後の言葉を言い放った。

筆  「別の場所で考えるわ。」

そう言って、TO2の元を離れた。

 

最後に見た、TO2の表情には出会った時の笑顔は微塵も無かった。

 

こうして筆者は組織的詐欺師(嘘つき)の手口から逃れたのだった。

※筆・・・・・筆者
 TO・・・・タイのおじさん(歩道)
 TO2・・・タイのおじさん(トゥクトゥク)
 TO3・・・タイのおじさん(船)
 TO4・・・タイのおばさん(船)

タイ王宮・ワットポー付近でぼったくりに遭遇した原因と対策

上記の出来事を踏まえ、王宮・ワットポー付近で詐欺・ボッタクリに遭遇した原因と対策8つを見ていきましょう。

原因と対策①

原因

王宮まで歩いていこうとした

対策

王宮まで乗り物で行く

王宮まで乗り物で行けば、詐欺師(嘘つき)のおじさんに遭遇しなかった。しかし、乗り物利用時に高額な料金を吹っ掛けられる可能性があるため注意が必要。

 

原因と対策②

原因

おじさんの声かけに反応し、話を聞いた

対策

無視をする。

現地人が、愛想良く話かけてきたらほぼ確実に下心があると思うべし!

 

原因と対策③

原因

おじさんの話を鵜呑みにし、13時まで王宮に入れないと思ってしまった。

対策

王宮まで行って直接確認する。もしくは、周りいる別の人に確認

この件の後も、王宮の出口付近でトゥクトゥクの運転手に嘘をつかれた。「ワット・ポーはクローズしたよ。だから、船に乗らないか?」と。
怪しいと思い、近くにいた警官らしき人に聞くと「ワット・ポーはまだやっているよ。」との回答。
実際に、ワット・ポーに行ってみるとまだオープンしていた。
王宮のオープン日は、王宮の公式サイトで確認可能。翻訳して使用することを推奨。
 

原因と対策④

原因

船の料金に疑問を持たなかった

対策

現地の金額を、すぐに日本円に変換する習慣をつける。

今回、2,000バーツと言われた瞬間に、約7,000円だということに気付いていれば、船の料金を聞いた段階で断っていた。

 

原因と対策⑤

原因

何も確認せずにトゥクトゥクに乗車

対策

乗車前に、行先と料金を確認する。

今回は、問題なかったが危険な場所に連れて行かれたり、法外な料金を請求される可能性があった。

 

原因と対策⑥

原因

連れて行かれたATMでお金を下ろした

対策

ATMは自分で指定する。

連れて行かれたATMに、カードを通せばスキミングの被害に遭う可能性も考えられた。

 

原因と対策⑦

原因

不審に思ってからも、バカ真面目に対応した。

対策

不審に思ったら、その場から離れる

相手にすると、無駄な労力と時間を使うことになる。

 

原因と対策⑧

原因

個人旅行だった。

対策

ツアーを利用する。

送迎付きやガイド付きのツアーを利用すれば、今回の件は完璧に防げた。

>>【送迎・日本語ガイド付】バンコク市内観光半日ツアー

>>【送迎・日本語ガイド付】バンコク三大寺院 半日ツアー

 

以上、バンコクで実際にあった詐欺・ボッタクリ集団とのやり取りとそれに対する原因と対策でした。

とにかく、詐欺・ボッタクリを回避するには下記を意識しましょう。

  • 相手の言うことを鵜呑みにしない
  • 周りの人に確認する
  • ネットを駆使する

上記を意識すれば、より良い旅行になるはずです。

それでは、良い旅を!

 

 

 

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