タイ・バンコクからカンボジア・シェムリアップまで陸路で行く方法は?チケットは?どこから出発してどこに到着するの?というか、何から何までわからない!
安心してください!
当記事では、下記流れでタイ・バンコクからカンボジア・シェムリアップまで陸路で行く方法をご紹介していきます!
◆タイからカンボジアへ陸路で行く際のポイント
海外旅行初心者の私でも、これからご紹介する方法でタイからカンボジアへ陸路で国境越えすることが出来ました。
手前味噌ですが、この記事があればもっと簡単にタイ・カンボジア間を陸路で国境越えすることが出来たなと思います。笑
タイからカンボジアへ陸路で行く方法
タイ・バンコクからカンボジア・シェムリアップへ陸路で行くには、トランスポート社のバスがおすすめです!
おすすめの理由は、
- 外国人に人気がある
- 英語が通じる
- 乗り換え不要
といった点です。
それでは、トランスポート社のバスについて教えて。
はい。下記で説明します。
トランスポート社バスの基本情報
タイ・バンコクからカンボジア・シェムリアップ間を走る、トランスポート社のバスについては下記です。
項目 | 内容 |
料金 | 750バーツ(約2600円) |
出発時刻 | AM8時かAM9時。毎日2本。 |
所用時間 | 9時間20分(公表だと7時間?) |
出発地 | バンコクバスターミナル(モーチット) |
到着地 | ナッタカンバスステーション |
トイレ | あり |
Wi-Fi | なし |
シート | 4列。リクライニングあり。 |
エアコン | あり |
コンセント | なし。USBポートもなし。 |
特記 | ・食べ物/飲み物の支給なし(食べ物はなぜか乗客の半数だけ貰えていた) ・ビザ取得代行あり ・シェムリアップから宿泊先まで送迎あり |
上記は、私がトランスポート社のバスを利用した際の実績です。あなたが利用する際は、上記と違いがあるかもしれません。要注意!
トランスポート社のバスについてはなんとなくわかった。だけど、チケットはどうすればいいんだ?
それは、下記で説明します。
バンコクバスターミナル(モーチット)でトランスポート社のバスチケット予約・購入
トランスポート社のバスチケットは、出発日よりも前の日に出発地であるバンコクバスターミナル(モーチット)での購入がおすすめ。
出発地であるバンコクバスターミナル(モーチット)でチケットを購入することによって、当日の下見ができる安心感があります。その上、当日は購入できるかわかりませんし、満席の可能性も高まります。
ネットで予約も出来ますが、会員登録が必要な上、日本語に対応していません。
ということで、出発日よりも前の日にバンコクバスターミナル(モーチット)へ行きます。場所は、以下です。
バンコクバスターミナル(モーチット)へは、BTSもしくはMRTでモーチット駅まで行き、そこからバスかタクシー(Grab)で行くことをおすすめします。
私は、歩くのが好き(自称アルキスト)なので歩いて行きましたがおすすめはしません。結構しんどくて、途中でビールを補給するはめになりました。笑
ただし、歩いて行くと途中金魚が売っていたりして面白かったです。
バンコクバスターミナル(モーチット)に着いたら、1階のエントランス2(下の写真赤枠参照)から中に入ると、トランスポート社のバスチケット売り場に近いです。
トランスポート社のバスチケット売り場は、他の売り場よりも大きいのですぐに分かると思います。
バスチケットを購入するには、上の写真の「㉑」と書かれた辺りの窓口で下記を伝えます。
- 行きたい場所(今回は、シェムリアップ)
- 出発日時(時間は、8時と9時。私は、9時を選択。ホテルのチェックアウト時間を考慮。)
どこの席がいいか聞かれるので適当に選びます。
パスポートを提示します。もしかしたら、名前を言えばいいだけかも。
750バーツ(約2600円)を支払います。
最後に、バスチケット(予約票)が貰えます。
上の写真の場合は、106番乗り場からAM9時にバスが出るということになります。
このバスチケット(予約票)は、バス搭乗の際持っておきましょう。
以上で、バスチケットの予約及び購入が完了!
続いては、出発日当日です。
タイ・バンコクから国境ポイペトまでの流れ
タイ・バンコクから国境のポイペトまでのおおまかな流れは下記です。
- バンコクバスターミナル(モーチット)を出発
- 出発から約2時間後、トイレ休憩
- 出発から約4時間後、ビザの取得代行
- 出発から約5時間20分後、国境ポイペトに到着
※上記は、私が乗車した際のことです。
細かいことは、下記で説明します。
バンコクバスターミナル(モーチット)からバス乗車まで
出発当日は、時間に余裕を持って宿泊先を出ることをおすすめします。朝の8時台は、道路が混雑していました。
出発時間の30分前には、バンコクバスターミナル(モーチット)に到着しておいたほうが良いでしょう。
バスに乗る前に、飲み物や食べ物を備えておくことをおすすめします。私がバスに乗った時は、飲み物・食べ物の支給はありませんでした。
買い物は、セブンイレブンですると良いです。トランスポート社のバスチケット売り場を少し右に行くとあります。
バス乗り場の番号は、バスチケット(予約票)で確認しましょう。多分「106」だと思いますが。
106番乗り場の場合は、トランスポート社のバスチケット売り場左手の以下入口から行くとすぐです。
入口上に乗り場番号の案内があるので迷わないと思います。
乗り場に着いたら、バスの車体に「SIEMREAP – BANGKOK」と書いてあることを確認しましょう。
「SIEMREAP – BANGKOK」と書いていようが書いていまいが、バスの乗務員にバスチケット(予約票)を見せましょう。
「このバスじゃないよ。」という反応じゃなければ乗車します。私が乗車した時は、乗客の8割程が欧米人・西洋人のようでした。
車内は、Wi-Fiなし。トイレありでした。トイレは、座ったら膝にドアが当たるぐらい狭く、立ちションしたら窓から丸見え仕様。
座席は、4列シートです。
隣が居ると狭いと感じるかもしれません。リクライニング可能です。
足元は、決して狭くはありませんでした。
前述したように席に飲み物・食べ物は、用意されていませんでした。先人たち曰く、「パンとコーヒーと水が支給される。」という噂だったんだけどなあ…
乗車から国境ポイペトまで
出発時刻になるとバンコクバスターミナル(モーチット)を出発します。私の時は、ほぼ定刻通りでした。
車内では、乗客名簿を書きました。
出発から約2時間程でトイレ休憩がありました。トイレは、男女兼用で1つしかない上、決して綺麗ではありませんでした。しかも、自分で水を汲んで流す式。
トイレ休憩所には、売店等はなさそうでした。
トイレ休憩所から少し走ると、スマホ(SIM)の電波が入らなくなりました。
出発から約4時間程でバスが停車。乗務員によるビザの取得代行でした。個人的には、ビザの取得代行はおすすめしません。当たり前ですが、自分でビザを取得するより高くつくためです。私は、事前にeビザを取得していたので利用せず。事前にビザを取得している場合は、印刷して持ってくる事を忘れないようにしましょう。
バスの停車中、乗務員が噂のエビピラフだかチャーハンだかを持ってきました。しかし、なぜか私を含むバスの右半分の人には配られませんでした。また、先人の話とは違かった…
結局、ここで1時間程バスが停車し、再び発車。
出発から約5時間20分後、国境ポイペトに到着しました。
国境ポイペトでタイ出国からカンボジア入国
国境ポイペトでの流れは下記です。
- タイ出国
- カンボジアのビザを取得(既にビザを取得している場合は不要)
- カンボジア入国
タイ出国まで
国境ポイペトでバスを降ります。
バスを降りる際、下記をしておくと迷子になりにくいと思います。
- バスのナンバーや車体を撮影しておく
- 乗務員と他の乗客の顔を覚えておく
- 他の乗客について行く
タイの出国審査場へは、下の写真の青い看板「PASSPORT CONTROL」を目印にして進むと良いです。
上の写真に沿って右に行くと次は、下の写真の場所に辿り着くと思います。
道中、物を売り来る人や物乞いがいると思います。注意して下さい。
下の写真の道を真っすぐ行きます。
この看板の先を2階に行き、建物に入ります。
建物に入ったら、出国カードを記入します。出国カードは、タイ入国時に貰っているはずです。
出来れば出国カードは、事前に記入しておきましょう。理由は下記です。
- 出国カードの書き方がわからない可能性がある。
- 書く物(ボールペン等)が無いかもしれない。
- 出国がスムーズになる
出国カードを書き終えたら、列に並びます。
自分の番が来たらパスポートと出国カードを出し、出国審査官の指示に従います。
出国が完了したら建物を出ましょう。
カンボジア入国
出国が完了し、建物を出ると下の写真の場所に出ると思います。
建物に沿って進みましょう。
途中、左手に以下水路(川?)が見えれば進む方向は合っています。
かなりゴミが捨てられています。だからといって、真似してゴミを捨てるのはやめましょう。
ここから少し進むと右手に「VISA-ON ARRIVAL SERVICE」と書かれた以下建物があります。
カンボジアのビザを取りたい人は、ここで取得できます。しかし、料金を吹っ掛けられることがあるという噂もあります。やはり事前にeビザを取得するのが安全だと思います。
上の建物を通り過ぎ、更に進むと左手に以下建物が見えます。
自分が乗ってきたバスは、この辺りに停まっています。
しかし、カンボジアの入国審査場はまだ先です。もう少し進みます。
以下建物がカンボジアの入国審査場です。
建物の中に入り、カンボジアの入国カードを記入します。
入国カードとペンは、置いてありました。
入国カードの記入方法は、事前に覚えておきましょう。建物内は、携帯等使用禁止の上、たしか記入例が無かったです。
もし、入国カードの記入方法がわからない場合は、係員に聞けば教えてくれます。しかし、聞いたところでスペルがわからない可能性があります。私は、「SIEM REAP」のスペルがわからず係員に書いて貰いました 笑
こんなダサい思いをしないためにも、事前に準備をしておきましょう。
入国カードを書き終えたら、入国審査の列に並びます。
自分の番が来たら下記を提出しましょう。
- パスポート
- カンボジアの入国カード
- ビザのコピー(印刷物)
あとは、入国審査官に従い指紋を取って終わりです。
入国審査が終わったら、前述したバスの停車位置に戻りバスに乗りましょう。
全員バスに戻ってきたら発車します。私の時は、国境ポイペトで降車してから発車するまで30分程でした。
国境ポイペトからカンボジア・シェムリアップまでの流れ
国境ポイペトからカンボジア・シェムリアップまでのおおまかな流れは下記です。
- 出発から約5時間50分後、ポイペトを出発
- 出発から約7時間20分後、トイレ休憩
- 出発から約9時間20分後、シェムリアップに到着
※上記は、私が乗車した際のことです。
詳細は、下記です。
ポイペトからバス降車まで
出発から約5時間50分後、ポイペトを出発。
出発早々、SIMカードを交換している乗客がいました。私も、事前にSIMカードを準備しておくべきだったなと思いました。海外でネットが使えないと少し不安ですね。
国境から少し行くと、以下の様なのどかな景色が見られます。
カンボジアに来たことを実感できると思います。
出発から約7時間20分、超過積載車を発見した頃トイレ休憩がありました。
トイレの近くには商店がありましたが、ここで何かを購入するのはおすすめできません。全体的にぼったくり価格でした。
トイレ休憩が終わり再び発車。
出発から約9時間20分後、シェムリアップのナッタカンバスステーションに到着しました。
バス降車から宿泊先まで
ナッタカンバスステーションから宿泊先までは、トゥクトゥクで無料送迎してくれます。宿泊先が決まっていない人は、「パブストリート」まで送ってもらうと良いでしょう。パブストリートの周りに、宿泊施設がたくさんあります。ちなみに私が停まったホテルは、「サラサラホテル」です。良かったです。
無料送迎トゥクトゥクを利用する際、注意することが一点。それは、「アンコールワット遺跡群観光の営業」をかけてくることです。私は、断ることをおすすめします。理由は下記です。
- 料金が高い。小回りコースで30ドル。相場は15~20ドルと言われている。
- 当日予定していた時間に来なかった。電話したら来たが、来たのはトゥクトゥクではなくバイクだった。後にトゥクトゥクに乗り換え。
- 当日来たのは営業をかけて来た人とは別の人。
- 当日、ぼったくり価格の飲食店に連れて行かれた。
私の時は、日本語が話せる「キム」という人が営業をかけて来ました。めちゃくちゃしつこかったのと、日本語が話せるので契約してしまいました…
もしかすると、この営業を断っていたら宿泊先まで送ってもらえなかったかもしれません。しかし、それでも断ったほうが良いと思います。
もし宿泊先まで送って貰えなかった場合は、歩きましょう。パブストリートまでは、徒歩20分ぐらいです。
以上が、タイからカンボジアへ陸路で行く方法です。
最後に、タイからカンボジアへ陸路で行く際のポイントをまとめて終わりにします。
タイからカンボジアへ陸路で行く際のポイント
タイからカンボジアへ陸路で行く際のポイントは下記です。
- インターネット環境の事前準備
- 食料/飲料の事前準備
- ビザの事前取得
- 迷子に注意
- 出入国カードの記入方法を事前確認
- 到着後の無料送迎トゥクトゥクに注意
詳細は下記です。
インターネット環境の事前準備
ネットが使えると安心感が得られます。
カンボジアでは、以下のSIMカードが使えるようです。
ネット環境があっても、充電が無いと意味が無いのでモバイルバッテリーも忘れずに!
食料/飲料の事前準備
食べ物と飲み物も、事前に準備しておきましょう。
かなりの長旅なのでお腹も空きますし、喉も乾きます。
食べ物と飲み物は、バンコクバスターミナル(モーチット)のセブンイレブンで買えば良いでしょう。
ビザの事前取得
ビザは、事前に取得しておきましょう。
現地取得だと高くつく可能性があります。
ビザの取得は、eビザがおすすめです。申請から取得まで全てネットで完結します。しかし、取得代行サイトが横行しているので気を付けて下さい。
私は、公式だと思われるこのサイトから取得しました。
ビザを取得後は、印刷することを忘れないように。出入国時に各1枚つまり計2枚必要です。
迷子に注意
降車時、特に国境での迷子に注意しましょう。
下記を実施することで迷子を防げるでしょう。
- バスのナンバーや車体を撮影しておく
- 乗務員と他の乗客の顔を覚えておく
- 他の乗客について行く
出入国カードの記入方法を事前確認
出入国カードの記入方法を事前に確認しておきましょう。
タイの出国カードについては、記入例を参考に事前記入しておくと良いでしょう。
カンボジアの入国カードについては、記入例を印刷しておくか記憶しておきましょう。
あと、ペンは一応持っておいたほうが良いです。
到着後の無料送迎トゥクトゥクに注意
到着後のトゥクトゥクドライバーによる「アンコールワット遺跡群周遊の営業」は、断ることをおすすめします。
じゃあ、アンコールワット遺跡群を回るトゥクトゥクはどこで誰にお願いすればいいの?
それは下記がおすすめです。
- 宿泊先と提携しているトゥクトゥク。料金確認は必須。
- 「チャン」さんにお願いする。料金確認は必須。
宿泊先と提携しているトゥクトゥクは、正規料金の可能性が高いみたいです。ただし、宿泊先が不信であればやめたほうが良いかもしれません。
チャンさんって誰やねん!
チャンさんは、日本語がペラペラなトゥクトゥクドライバーです。夕方から夜にかけて、パブストリートのレッドピアノ周辺に出没します。曳舟(スカイツリーの近く)に約8年住んでいたカンボジア人、それがチャンさんです。見つけたら会話してみてください。
以上、タイからカンボジアへ陸路で行く際のポイントでした。
それでは、良い旅を!
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